麦のワインは19世紀のイギリスを発祥とするれっきとしたビールの1種です。 寒冷でブドウ栽培が出来なかったイギリスがフランスワインの人気に嫉妬して造ったと言われています。
“ワイン”と名に付くようにビールでありながらワイン並みのアルコール度数を持ち、ワインのように年単位での長期熟成が可能です。
当時は大麦麦芽を主原料とした「バーレイワイン(Barley Wine)」1種類でしたが、
1980年代にアメリカで小麦麦芽を主原料にした「ウィートワイン(Wheat Wine)」が
誕生しました。
両ビールともに原材料は通常ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみ。 それを膨大な量使用し、極限までアルコールを高めています。
麦芽は通常の約3倍使用。さらに麦汁の濃度の高い部分だけを使っているため、非常に濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりが特徴です。
通常サンクトガーレンの醸造システムでは1回の仕込みで約2,000Lのビールが造れるところ、麦のワインはその半分の1,000Lしか造れません。
完成までにかかるコストが並大抵ではないことから、日本で造っているメーカーは僅かです。
【内容量】300ml 【アルコール】10% 【賞味期限】5年間(要冷蔵)
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